2016年1月9日土曜日

新作『終わり』京都公演に関する情報







































2015年に上演された村川拓也の二作目となるダンス作品『終わり』。
今回の作品は同作品を新たに作り直した、フルバージョンの新作。

出演の倉田翠と松尾恵美はこれまで共にいくつものダンス作品を作ってきた。
演出の村川は彼女たちがかつて踊ったダンスを再現する事から始める。
それは彼女達の記憶の中に残るかつての振り付けと、
その時の彼女たち自身の葛藤や選択をもう一度ドキュメントする行為となるだろう。


日時|2016年3月25日(金)19:00
         26日(土)19:00 
         27日(日)15:00 
                     ※受付、開場は開演の30分前。

会場|アトリエ劇研(http://gekken.net/atelier/

料金|一般 前売:2,300円/当日:2,500円
   学生 前売:2,000円/当日:2,500円

チケット予約|MAIL rakawta@gmail.com 特設HP http://owari-end.jimdo.com/
       ※劇場ホームページからも予約可能です。

問合せ|制作  トヨヤマ
            rakawta@gmail.com
            070-6925-5835

主催:村川拓也
共催:アトリエ劇研
助成:公益財団法人セゾン文化財団
(KYOTO EXPERIMENTオープンエントリー作品)





2015年10月13日火曜日

山形国際ドキュメンタリー映画祭02

『風の波紋』監督:小林茂、『青年☆チャオ』監督:ドゥ・ハイビン、『テラキスの帰郷』監督:サーユン・シモン、『銀の水ーシリア・セルフポートレート』監督:オサーマ・モハンメド、ウィアーム・シマヴ・ベデルカーン、『THE COCKPIT』監督:三宅昌、『ラスト・タンゴ』監督:ヘルマン・クラル、『真珠のボタン』監督:パトリシオ・グスマン、『ハリケーンの子どもたち』監督:ラヴ・ディアス、『城壁と人々』監督:ダリーラ・エッナーデル、『女たち、彼女たち』監督:フリア・ペッシェ、『ディスタンス』監督:岡本まな、『チリの戦い三部作』監督:パトリシオ・グスマン、『ホース・マネー』監督:ペドロ・コスタ、『オリジナル/コピー』監督:フロリアン・ハインツェン=ツィオーブ、ゲオルグ・ハインツェン、を観た。観過ぎだ。Ameetというウェブマガジンに今回の映画祭のレポートを書く予定があるから、またあらためてそれぞれの作品について書いてみようと思う。小林茂さんの宴会にも呼んでもらえたし、小林さんと喫茶店でさしで話をすることも出来たし、なんというかいきなりいろんなものを観たり聞いたりしているので嬉しい。緊張した。倉田剛さんの話もおもろかったな。木村光君にも会えたし、木村君は京都でドキュメンタリー映画祭の開催を本気で目論んでいるようだった。今日観たペドロコスタの新作では、手を震わしたおじいさんが手紙を書いて病院と事務所を徘徊して、エレベーターに閉じ込められていた。川端君とカフェで飲んだ。川端君はチャイを二杯飲んでいた。今日はラーメンを食べにいった。

2015年10月9日金曜日

山形国際ドキュメンタリー映画祭01

山形国際ドキュメンタリー映画祭に来ている。今日は開会式とマノエル・ド・オリヴェイラ『訪問、あるいは記憶、そして告白』を観た。この映画はオリヴェイラ自身が自分が死んだ後に上映するように言付けてシネマテーカ・ポルトゲーザに預けられていた作品で、家の映画だった。家のなかには誰もいなかった。その人が死んだ後にしか観れへん映画なんか観た事なかった。死んでから始まるんや、というような事を映画の中で本人が言っていたと思う。映画が始まる前のロビーで秦さんと小林さんと再会することができた。小林さんにエヴェレットゴーストラインズVer. Bの感想を聞けて嬉しかった。川端君と初孫という山形の酒を飲んだ。川端君は桃のジュースを飲んでいた。

2015年9月14日月曜日

韓国・光州 Asia Cultuer Center Theatere Opening Festival 04

今日はKyohei SakaguchiさんのゼロツアーとKim Song Hwan/David Michael DiGregoro『A Woman Whose Head Came Out Before Her Name』を観た。これまで観た作品の中でも坂口さんがやっていることはとにかくシンプルでよく解った。なにをやるにしてもシンプルなのが一番いい。

2015年9月13日日曜日

韓国・光州 Asia Culture Center Theater Opening Festival 03

Zan Yamashita『Daikoushin』、Tsai Ming-liang『It's Dream』、Raya Martin『How He Died is Controversial』、China National Peking Opera Campany『Legend of the Red Lantern』、Masao Adachi『Artist of Fasting』を観た。クロードレジの室内チームと会って、久しぶりに大庭さんと大いに呑んだ。朝方、Zero Hotelに帰ってくると玄関が閉まっていて中に入れず、玄関が開くまでコンビニで寝た。そういえば焼き肉に行った。足立正生の新作映画の上映では、足立正生とスカイプで上映前にトークする企画があった。足立正生はワインを呑みながらタバコを吸って、ハローと言っているだけだった。ツァイミンリャンの映画は15分くらいの短編で、登場人物がマンゴーみたいな木の実と梨が三つ刺さった串を食べてた後に、歯に詰まった梨を串でとっていた。

2015年9月11日金曜日

韓国・光州 Asia Culture Center Theater Opening Festival 02

二日目。今日は歩いた。11月の「エヴェレットゴーストラインズ」韓国版に向けて考えたり考えなかったりした。今日はKim Jisun『Climax of the Next Scene』とベルギーで観たから今回は二回目のBrett Bailey『Macbeth』を観た。Kim Jisunの作品はよかった。

2015年9月9日水曜日

韓国・光州 Asia Culture Center Theater Opening Festival 01

韓国・光州に来ている。「Asia Culture Center Theater Opening Festival」という舞台芸術のフェスティバルを観ている。11月にこの劇場で『エヴェレットゴーストラインズ』韓国版の公演を控えているので、下見がてら来た。行きの飛行機ではオレンジジュースをお願いします、と言ったのにマスカットジュースが出てきた。自分の英語の能力はもうほんとんどなくなってしまった。宿泊先はZERO HOTELという坂口恭平さんの作品兼ホテルに泊まらせてもらっている。このZERO HOTELもこのフェスティバルの主催プログラムで、まだ行ってないけど新しい国のパスポートまで作ってもらえるらしい。今日はChandralekha『Sharira』という作品を観た。南アジアのデトロイトと言われているチェンナイ(インド)の人たちの作品で、ステージは屋内、客席は屋外という特殊な設えだった。インドの文化や伝統舞踊の事はほとんど知らないので何ともいえないけど、舞台下手前にインドの宗教音楽を鳴らす楽団が5人いて、中央にはダンサーと言うか舞踊家が二人出てくる作品で、たぶん伝統舞踊をベースにしているのだと思う。例えばインドの舞踊と音楽を想像してみるとして、まったく想像どおりの事が舞台上で繰り広げられていた。衣装は地味だったけど。最近、舞台のフェスティバルなんかでよくこういうアジアの伝統舞踊をベースにした作品をよく見かけるようになった。なんでなんだろうか。すごくコンテンポラリーダンスみたいな作品(南米とかの)に並んで、アジアの伝統舞踊ベースの作品が並ぶ機会が増えてきているように思う。こういう手合いの作品を見るとすぐにただその国の伝統舞踊を観ているだけな気分になる。でも、フェスティバルなんかで改めて観ると、見え方が変わると言うか、フェスティバルのバイアスによって作品の別の側面が見えるというようなことになる。そういう事を楽しんでいるのか、楽しめばいいのかはよくわからない。やっぱり伝統舞踊だったら現地で観光地でも何でもいいから観た方が面白そうだと思う。おそらく、インドの伝統舞踊はもっと乱雑な雰囲気で、ノイズの多い客席の中で上演れるものだろう。インド舞踊に限らず、フェスティバルで、しかもすごい新しいかっこいい劇場で神妙な顔つきの客席の前では本当のその舞踊の面白さは伝わらないんじゃないかと思う。歌舞伎や能もたぶんそもそもそんなに厳粛に改まって観るようなものではなかった。今でこそ、なにかありがたいものでも観るように神妙に観客は観ているが。伝統芸術をベースにする方法をとるなら、それは全体の雰囲気、特に客席の雰囲気までも作り込まなければ面白くならないんじゃないか。そういうことを思った。
観ながらこの作品に対して一つアイデアが浮かんで、半分野外やから虫が舞台上にいっぱい寄って来るので、コンビニにある虫殺す青い光の電気を吊るしといたら面白いのにと思った。上のほうでパチパチと虫が死んで、下では壮大なインドの伝統舞踊が行われる画を想像してみて、きっといける、と思った。